ゴジラ Wiki
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(原題: Godzilla: King of the Monsters)は、2019年のアメリカ合衆国の怪獣映画。『モンスター・ヴァース』の3作目。日本の映画シリーズ『ゴジラ』のリブート作品であり、シリーズ34作目。

日本ではゴジラ65周年記念作品となる。2019年5月31日に全米と日本で公開された。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(原題: Godzilla: King of the Monsters)は、「ゴジラ」に基づいた2019年のアメリカ合衆国のSF怪獣映画である。日本ではゴジラ65周年記念作品となる。また、レジェンダリー・ピクチャーズ製作の怪獣映画を同一世界観のクロスオーバー作品として扱うモンスターバースシリーズとしては第3作目の映画である。2019年5月31日に全米と日本で公開された。

ストーリー[]

ゴジラとムートーの戦いから5年後、巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、以後世界各地で休眠状態の怪獣=タイタンが次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。しかしそこへ、環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃し、エマとマディソン及び怪獣と交信する装置"オルカ"が強奪されてしまう。

その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての厳しい追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。

一方、ジョナ達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスター・ゼロ"を目覚めさせることにあり、彼らは南極の第32前哨基地を急襲し占拠。そのままモンスター・ゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、崩壊する基地からジョナはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、その直後にモンスターゼロが復活。迫り来るモンスター・ゼロにマーク達は窮地に陥るが、そこへモンスター・ゼロを目指していたゴジラも遂に出現。南極にて対峙したゴジラとモンスター・ゼロは交戦を開始する。その場から退避していくマーク達だったが、芹沢の助手であるグレアムがモンスター・ゼロに捕食され死亡、マークも気を失ってしまう。そこへ救援に駆けつけたアルゴら戦闘隊の攻撃を受けてモンスター・ゼロは空中へと逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消え去る。

アルゴ内で回復し目覚めたマークは南極でのエマの行動から彼女が自らジョナのテロリストグループに協力していると他の面々に明かす。さらにそこへエマの声明が届く。彼女は「人類の文明活動が原因で崩壊寸前の地球環境を修復するためには、地球の免疫である怪獣による破壊と再生が必要」と主張する。直後にメキシコのイスラ・デ・マーラの火山火口に建てられた第56前哨基地のシステムがジョナのテロリストグループにハッキングされ、エマはオルカの信号をそこから流して火山に眠る怪獣を呼び起こす準備を整える。マディソンがそれに反発して止めようとするもジョナとの口論の末、急かされる形でエマはオルカを起動してしまう。その結果、流されたオルカの信号に反応し火山火口から"ラドン"が出現する。

現地民の避難の時間を稼ぐためアルゴとその護衛部隊が駆けつけてラドンを攻撃、ラドンはアルゴを敵と見なして飛翔し、なおも攻撃してくる護衛部隊を壊滅させアルゴをも追撃する。しかしスタントン博士の機転で、この時同じくメキシコに接近していたモンスター・ゼロの元へアルゴが向かったことで、鉢合わせとなったラドンとモンスター・ゼロが衝突し、激しい空中戦が展開される。しかし結局はラドンもモンスター・ゼロには敵わず、海へ落とされ撃沈。続けてモンスター・ゼロはイスラ・デ・マーラからの避難民を収容していたアルゴにも襲いかかるが、そこへまたしても乱入してきたゴジラにより海中に引きずり込まれ、ゴジラの猛攻を受け左の首を食いちぎられながら追い詰められる。そこに米軍が怪獣殲滅用に開発した新兵器「オキシジェン・デストロイヤー」を搭載したミサイルが飛来して両者の下で炸裂するも、モンスター・ゼロには通用せずそのまま海中からの脱出を許し、ゴジラだけが生体反応を消失し倒れてしまう。

そのままモンスター・ゼロはイスラ・デ・マーラの火山に降り立ち、ゴジラに食いちぎられた左の首を瞬く間に再生させ、空へ雄叫びを上げる。その直後、世界各地のモナークの前哨基地のある地点から次々とタイタン達が目覚め始める。 復活したタイタン達による世界規模の災害が発生する中、マークはこれをモンスター・ゼロが自身を頂点に立つ怪獣としながら他のタイタン達を支配しての知能的な破壊活動であると推測。さらにアイリーンの調査でモンスター・ゼロが"ギドラ"という名前であること、そのギドラは地球の自然界に属さない宇宙生物であること、そして地球の生態系を破壊し自身に適したものに作り変えようとする存在だと示唆される。エマも復活させたギドラが他の怪獣達を勝手に操り始めたことで自分のプランが完全に破綻してしまったことを悟り、ジョナに事態の収束を申し出るが彼はそれを聞き入れず、両者の間に溝が生まれる。

そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いてその反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。マークらはスタントン博士の提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で、そこを住拠として休眠していたゴジラを発見。だが潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損し核弾頭の発射が不可能な状態に陥っていた。そこで芹沢が自ら一人で小型潜水艇でその住拠へと向かい、ゴジラの目前まで核弾頭を運び自らの命と引き換えに手動で起爆させる。そしてゴジラはそのエネルギーを吸収し、より強大な姿で復活しマーク達の眼前に現れる。そしてゴジラはマーク達を一瞥し、敵意が無いと確認するやそのままギドラとの最終決戦へ向かっていった。

北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンはエマがジョナに勧めたオルカによる怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。エマの考え通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、タイタン達の動きを止めることに成功する。しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。だがそこへ再び出現したゴジラがギドラを熱線で吹き飛ばし、マディソンは九死に一生を得た。そのままアルゴを含めた米軍とゴジラは、ギドラとの全面対決を開始する。

キャスト[]

ラッセル一家[]

マーク・ラッセル博士

演 - カイル・チャンドラー、日本語吹替 - 田中圭。動物学者。以前は妻のエマと共にモナークに属していたが、【サンフランシスコの惨劇】で息子・アンドリューを失い、息子の死の原因となったゴジラを憎むあまり怪獣との共存を主張するモナークから脱退した。怪獣と交信する装置"オルカ"を開発した人物でもある。息子の死後は酒浸りの自堕落な生活を送るも、子供達への愛情もありアルコール依存症は克服。だが仕事漬けになった妻のエマとは疎遠になってしまう。アラン・ジョナ率いるテロリストに拉致された妻と娘を取り戻すため、芹沢らモナークのメンバーたちと行動を共にする。

エマ・ラッセル博士

演 - ヴェラ・ファーミガ、日本語吹替 - 木村佳乃。モナーク幹部の純古生物学者。息子を失いながらも怪獣と人類の共存を主張している。 夫のマークが開発した"オルカ"を使い、中国にて娘らとともにモスラとの交信を試みている最中、アラン率いるテロリストグループに拉致される。

マディソン・ラッセル

演 - ミリー・ボビー・ブラウン、日本語吹替 - 芦田愛菜。(幼少期)演 - レクシー・レイブ、日本語吹替 - 大地葉。マークとエマの娘で現在12歳。母のエマとともに怪獣との共存を考えている。

モナーク / MONARCH[]

世界各国の怪獣たちの研究、調査を行う国際研究機関。怪獣の存在が世界的に知られてもなお、他に把握している怪獣たちの情報など研究の全貌を秘匿している事から、国連や各国からの批判の的に晒されている。 過去の殉職者たちの石碑にはフランキー堺、平田昭彦、河内桃子らの名前が刻まれている。

芹沢猪四郎博士

演 - 渡辺謙、日本語吹替 - 渡辺謙。モナーク幹部の生物学者であり、モナークの実質的なリーダーも務めている。 父親の芹沢英二の跡を継いでゴジラの研究を続けており、そのためゴジラに対して特に強い思い入れを抱き、怪獣との共存を誰よりも強く訴えている人物である。広島の被爆者である父の形見の懐中時計を常に持ち歩いている。

アイリーン・チェン博士 / リン・チェン博士

演 - チャン・ツィイー、日本語吹替 - 甲斐田裕子。双生児のモナークの考古人類学者姉妹。三代にわたってモナークの研究員を務める家系であり、神話や古代の伝承から怪獣と人類の関係について調べている。姉がチェン、妹がリン。チェンはショートカット、リンはロングヘアと髪型が異なる。作中二人揃って登場する事はないものの、先祖代々双子の家系である点等、モスラのパートナーである「小美人」を彷彿とさせる描写が多い。

リック・スタントン博士

演 - ブラッドリー・ウィットフォード、日本語吹替 - 安原義人。モナークの生物物理学者。

ヴィヴィアン・グレアム博士

演 - サリー・ホーキンス、日本語吹替 - 高橋理恵子。モナーク幹部の古生物学者。前作にも登場している。物語中盤、南極で目覚めたギドラに足元の氷床ごと補食されるという無惨な最期を遂げる。

サム・コールマン

演 - トーマス・ミドルディッチ、日本語吹替 - 小林親弘。モナークの技術統括官。アメリカ政府との交渉役。

ダイアン・フォスター大佐

演 - アイシャ・ハインズ(英語版)、日本語吹替 - 斉藤貴美子。モナークの軍事部門Gチームの指揮官。

ジャクソン・バーンズ海軍兵曹長

演 - オシェア・ジャクソン・Jr(英語版)、日本語吹替 - 松尾諭。Gチームの隊員。フォスターの補佐役。

マルティネス軍曹

演 - アンソニー・ラモス(英語版)、日本語吹替 - 小松利昌。Gチームの隊員。

グリフィン中尉

演 - エリザベス・ラドロー(英語版)、日本語吹替 - 森なな子。Gチームの隊員。

ヒューストン・ブルックス博士

演 - ジョー・モートン、日本語吹替 - 高岡瓶々。モナークの地質学者。演者は異なるが、『キングコング: 髑髏島の巨神』に登場した同名キャラクターと同一人物として設定されている。

その他[]

アラン・ジョナ

演 - チャールズ・ダンス、日本語吹替 - 土師孝也。元イギリス陸軍大佐、元MI-6エージェント。退役後エコテロリズムに傾倒し、傭兵部隊を率いて各地で暗躍している。

ウィリアム・ステンツ大将

演 - デヴィッド・ストラザーン、日本語吹替 - 佐々木勝彦。アメリカ海軍第7艦隊の提督。前作では少将だったが、今作では大将に昇進している。

アッシャー・ジョナ

演 - ジョナサン・ハワード、日本語吹替 - 渡部俊樹。

ウィンストン伍長

演 - ジェシー・オニール、日本語吹替 - 吉田ウーロン太。

ウィリアムズ上院議員

演 - CCH・パウンダー、日本語吹替 - 西宏子。議会でモナークを追求する。

登場怪獣[]

原語版ではモナークの間で大地の神を意味する「タイタン」と呼称されている。エマによれば怪獣とは地球の環境を管理、維持する存在であるとし、2014年にゴジラおよびムートーの被害を受けたラスベガス、サンフランシスコでは急激な植物の生育が見られ、本作のエンディング後においても怪獣が現れた地域では劇的な地球環境の改善が確認されたことが示唆されている。

ゴジラ / GODZILLA[]

演 - T・J・ストーム(英語版)。詳細は「ゴジラ 」を参照。身長:393フィート(119.8メートル)、体重:9万9634トン。地球上が天然の放射能に満ち、巨大生物が跋扈していた2億7000万年前(ペルム紀)の生態系の頂点に君臨していた種族の末裔。2014年に発生したムートーとの戦いの後、救世主と呼ばれた一方で多くの人命が(ゴジラ自身にその意図は無いとはいえ)喪われたことから、ゴジラをはじめとした怪獣たちを死滅させんとする世論が高まっている。体内に原子炉を有し、そこから起こしたエネルギーを口から放射熱線として発射する。ゴジラが最初に現れた基地のナンバー「54」は、ゴジラが初登場した1954年からと言われている。

キングギドラ / KING GHIDORAH[]

演 - ジェイソン・リーズ、アラン・マクソン、リチャード・ドートン。詳細は「キングギドラ」を参照。体長:158.8メートル、翼長:不明。作中では基本的に"ギドラ"と呼ばれる。南極の氷塊に眠る三つの頭を持つ龍のような怪獣で、ゴジラを上回る巨体とそれすら小さく見える程の巨大な翼と二本の尾を有し、モナークの管理下の怪獣の中でも特に厳重に管理されている。モナークからは”モンスター・ゼロ”というコードネームで呼ばれており、"ギドラ"の名は後にチェン博士によって名付けられる。"モンスター・ゼロ"というコードネームは『怪獣大戦争』でX星人がキングギドラに対して就けた呼び名に由来する。なお、中央の首がリーダー格であり、左右の首に対し注意したり指示をする。 体内には多量の電気が蓄えられており、そのエネルギーを口から引力光線として発射し相手を攻撃する。また、今作のギドラは外部から電力を吸収することが出来、吸収したエネルギーを翼や尻尾からも引力光線として発射することができ、広範囲をまとめて攻撃することが可能となっている。自身の体質によって気象を操作することもでき、ギドラの周囲は常に強烈なハリケーンが発生している。更に非常に高い再生能力を備えており、ゴジラに噛みちぎられた首もその後に復活している。かつて太古の地球でゴジラと覇権を争った怪獣であると見られていたが、古代人もギドラの存在を忘れようとしたのかギドラに関する記録が殆ど残っていない。また地球上の生物としては不自然な要素が多く、チェン博士は自然の摂理から逸脱した存在であると評し、また僅かに残った神話の内容からスタントン博士は地球の生物ではなく宇宙から飛来した存在エイリアンと推測した。ギドラが地球外生命体と判明した際、芹沢博士に"偽りの王"と呼ばれた。他の怪獣よりも高い知性と力を持ち、地球各地の怪獣を一斉に目覚めさせてアルファオスとして自分の元へと移動させて破壊活動をさせる。頭にはそれぞれ名前がついており、右からニ、イチ、サン。 また、ギドラが眠っていた南極の第32前哨基地のナンバー「32」は、同じ南極が舞台のSFホラー映画『遊星からの物体X』に登場した「アメリカ南極観測隊第31基地」へのオマージュと言われている。

モスラ / MOTHRA[]

詳細は「モスラ 」を参照。成虫 -体長:15.8メートル、翼長:244.8メートル。中国・雲南省の密林の古代遺跡で眠る蛾のような怪獣。本作においてはゴジラとは別種族であるが共生関係にあったと見られ、「怪獣の女王」と称された。卵が発見されモナークの管理下に置かれていたが、劇中冒頭でエマ博士たちの前で孵化する。自身に近づいてきたマディソンに軽く息を吹きかけるなど比較的温和な性格だが、自身に危害を加えるものに対しては容赦なく攻撃する。日本版と同様、卵の状態から幼虫、蛹を経て成虫へと羽化する。成虫の前足は鎌状になっており、この前足を使って格闘戦を行う。腹には鋭利な毒針が仕込まれている。また、口からは吐く頑丈な糸で敵を拘束することもできる。なお、日本版と異なり成虫でも糸を吐くことが可能。モスラを封じ込めていた基地のナンバー「61」は、モスラが初登場した1961年から取ったと言われている。

ラドン / RODAN[]

演 - ジェイソン・リーズ。詳細は「ラドン 」を参照。別名ゴマスリクソバード。体長:46.9メートル、翼長:265.5メートル、メキシコにある火山島イスラ・デ・マーラの活火山に眠る翼竜型の怪獣で、巣である火山にモナークの基地が設営され管理されている。島の住民からは「炎の悪魔」と呼ばれて恐れられている。体液がマグマに似た性質を持っているため体温が非常に高く、翼の下部は高温の体液により赤く燃焼している。皮膚は溶岩の高熱に耐えられるように硬質化している。巨体でありながらF-35戦闘機を超える高速飛行ができ、ラドンの周囲には市街地を一瞬で吹き飛ばしてしまうほどの威力を持つ強烈なソニックブームが発生する。また、日本版では見られなかったアクロバティックな空中回転も可能で、モナークの戦闘機部隊を壊滅に追い込んだ。メキシコで目覚めた後モナークに誘導されギドラと交戦するが、ギドラの圧倒的戦闘力に完全に平伏し、最終戦でもギドラ側につきモスラに積極的に攻撃を仕掛ける。本編終了後、フィジー諸島に移住した。 ラドンを封じ込めていたモナークの前進基地のナンバー「56」は、ラドンが初登場した1956年からと言われている。

その他の怪獣[]

キングコング(KING KONG)

詳細は「キングコング 」を参照。作中では「コング」と呼ばれている。髑髏島の生態系の頂点に君臨する超大型類人猿。直接の登場は無く、映像記録としての登場。復活したギドラの影響で髑髏島からも怪獣が逃げ出した事がモナークの科学者から説明されているが、これがコングのことかは不明。また、エンドクレジットの映像にて、太古にゴジラと対戦していたことを示す壁画が登場する。そして…

ムートー(M.U.T.O.)

ペルム紀に生息していた巨大生物。前作とは別個体のメスが新たに登場する。そしてこの個体はマサダから出現した。出現後、中東にて破壊の限りを尽くした。

ベヒモス(BEHEMOTH)

南米に出現した、ナックルウォークで歩行する謎に存在感を放つタイタン。鼻は短いがマンモスのような牙と体毛を生やした姿をしている。名前の由来は『旧約聖書』に登場する陸の怪物ベヒモス。 MONARCHがその存在を把握していた17体の怪獣の一体で、覚醒後はブラジルで巨大な牙を振り回して暴れまわっていたが、「オルカ」による妨害によって破壊活動を一時停止し、その後ゴジラがギドラとの戦いを制すると他の怪獣とともにゴジラの前に現れ、ラドンもろともゴジラに恭順の意を示した。

スキュラ(SCYLLA)

アメリカ・アリゾナ州の油田奥部でMONARCHに発見され、周囲に第67前哨基地が建設され、監視下に置かれていた。蜘蛛に似たイカのタイタン。性別はメス。名前の由来はギリシア神話の怪物スキュラ。MONARCHがその存在を把握していた17体の怪獣の一体で、覚醒後はで巨大な牙を振り回して暴れまわっていたが、「オルカ」による妨害によって破壊活動を一時停止し、その後ゴジラがギドラとの戦いを制すると他の怪獣とともにゴジラの前に現れ、ラドンもろともゴジラに恭順の意を示した。その後はエンドロールにて流れる記事でギリシャに拠点を変えるも、人間に追われて湖に姿を消したと報じられている。予告編に出てきた時どっかのクモと間違われた。

メトシェラ(METHUSELAH)

ドイツ・ミュンヘン郊外の から出現した、岩のような表皮を持ったハイブリッド巨大生物。名前の由来は『旧約聖書』の『創世記』に登場する長寿の人物メトシェラ。

名前のみ[]

モケーレ・ムベンベ(MOKELE-MBEMBE)

第75前哨基地、スーダンのゲベル・バルカルで監視及び研究されていた巨大生物。ワニに酷似した表皮を持つ、灰色の四足歩行の生物で、頭部は耳の無い象のようだとされているが、牙は象と異なり下を向いている。前肢は大きく5本爪、後肢は小さめで、体の二倍もの長さの尾を持つ。ワニのように口を開き、鋭い歯を露にする。名前の由来はアフリカ大陸のUMAモケーレ・ムベンベ。

ティアマト(TIAMAT)

ジョージア州、ストーン・マウンテンに出現した巨大生物。名前の由来はメソポタミア神話における原初の海の女神ティアマト。

バフォメット(BAPHOMET)

モロッコ、ヴォルビリス遺跡に出現した巨大生物。名前の由来はキリスト教における山羊の頭をもった悪魔バフォメット。キャッスル・ブラボーのモニターでは、セドナに出現したとされる。

タイフォン / テューポーン(TYPHON)

カンボジア、アンコールワットに出現した巨大生物。名前の由来はギリシア神話に登場する巨人にして神あるいは怪物テューポーン、もしくはエジプト神話に登場する神セト。

アバドン(ABADDON)

ワイオミング州、デビルスタワーに出現した、名前の由来は『ヨハネの黙示録』に登場する奈落の王アバドン。

リヴァイアサン(LEVIATHAN)

イギリス、ネス湖に出現したタイタン。ネッシー。名前の由来は旧約聖書に登場する海中の怪物レヴィアタン。キャッスル・ブラボーのモニターでは、インド洋に出現した。

バニップ(BUNYIP)

オーストラリア、ウルルに出現した巨大生物。名前の由来はオーストラリアの川や湖に棲んでいるとされるUMAバニップ。

セクメト(SEKHMET)

エジプト、カイロに出現した巨大生物。名前の由来はエジプト神話における伝染病の女神セクメト。

ヤマタノオロチ(YAMATA NO OROCHI)

日本、富士山から出現した巨大生物。名前の由来は日本神話に登場する大蛇ヤマタノオロチ。

ケツァルコアトル(QUETZALCOATL)

ペルー、マチュ・ピチュ遺跡に出現した巨大生物。名前の由来はアステカ神話における農耕の女神ケツァルコアトル。

アムルック( AMHULUK)

ロシア、マンププニョルから出現した巨大生物。名前の由来はアメリカ先住民・カラプヤ族の伝承に登場する怪物アムルック。

サルゴン(SARGON)

コロンビア、ナトゥラル・デ・プルセ国立公園に出現した巨大生物。甲虫類の怪物で、カブトムシやゾウムシに似ている。頭部はヘラクレスやサイカブトのような形で、背中には数本の棘にような突起が生えている。また、前脚はテナガオオゾウムシなどが持つ釜のような形をしていて、尾の部分には毒針が存在するでも何分名前だけだから何もわからない。名前の由来は古代メソポタミアの王サルゴン。

登場兵器[]

アルゴ (ARGO)

B-2に似たステルス型の巨大軍用機。モナークの司令塔になっており、V-22やF-35を搭載・運用できる。潜水機能も搭載されている。名前の由来はギリシア神話に登場するアルゴナウタイの乗る船、アルゴー号から。

オルカ

ラッセル博士が開発した、タイタンたちと意思疎通が図れる特殊な音波装置。怪獣の鳴き声を基にした音波を響かせることで意思疎通、ひいてはある程度コントロールすることも可能となる。クジラやイルカ、シャチのエコーロケーションと同様のシステムでマーク・ラッセル博士が開発したものだったが、当時は未完成でありタイタンたちを目覚めさせてしまう危険性があることから試作品は破棄。その後エマ・ラッセル博士がモナーク内部で修復して完成させた。名前の由来は『ジョーズ』に登場する漁船「オルカ号」。また、オルカことシャチが、エコーロケーションによるコミュニケーションを行なうことにも因んでいる。

オキシジェン・デストロイヤー

米空軍が極秘に開発した兵器。強烈な爆発と共に範囲3キロメートル圏内の酸素を奪い、あらゆる生命を死滅させる大量破壊兵器。ゴジラとギドラがメキシコ沖で格闘している最中に米軍が使用。ゴジラは瀕死状態に追い込むことは出来たものの、地球外生命体であるギドラには特に効果を発揮出来なかった。名称の由来はやっぱりアレ。「酸素を破壊することで生物を死滅させる」「受けた生物は白骨化する」という効能も基本的にはオリジナル版と同じものだが、オリジナル版との違いとして海中だけでなく空気中にも影響を与える他、生物を白骨化させる効果に範囲制限がある。

メーサータレット

モナーク第54前哨基地に設置されている対ゴジラ用兵器。基地に接近するゴジラに対して向けられるも、マークと芹沢が制止したため使用されなかった。名前に「メーサー」とついているが、メーサー兵器とは砲塔の形状などが大きく異なっている。

実在[]

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦

多数の同型艦が登場。他艦などと共にバミューダ近海のモナーク第54前進基地「キャッスル・ブラボー」付近に集結する他、水没したワシントンD.Cやボストンでの戦闘に参加そして壊滅した。ワシントンD.C戦に参加した1隻「U.S.S. Brody」の艦名は、前作の主人公、フォード・ブロディ大尉に由来する。

ニミッツ級航空母艦

艦名不明の艦が1隻登場。バミューダ近海のモナーク第54前進基地「キャッスル・ブラボー」付近に集結した艦隊に含まれており、海底のゴジラを核弾頭魚雷で生き返らせるモナーク・米軍の共同作戦に参加する。

F-35

研究機関「モナーク」所属機として兵装を外部搭載したA型が登場。モナークの司令船「アルゴ」を護衛しており、南極でキングギドラを攻撃した後、メキシコのイスラ・デ・マーラで目覚めたラドンを市街地から引き離す際に一度全滅する。その後は、ゴジラと共闘する形でボストンにてキングギドラと交戦している。また、ワシントンD.C.をキングギドラが襲撃した際にも迎撃を行っているが、こちらの所属がモナークか米軍かは示されていない。

スタッフ[]

監督 - マイケル・ドハティ。製作 - トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、ブライアン・ロジャーズ、アレックス・ガルシア。製作総指揮 - バリー・H・ウォルドマン、ロイ・リー、ダン・リン、ザック・シールズ、松岡宏泰、太田圭二、坂野義光、奥平謙二。脚本 - マックス・ボレンスタイン、マイケル・ドハティ、ザック・シールズ。撮影監督 - ローレンス・シャー。音楽 - ベアー・マクレアリー。ゴジラ・テーマ作曲 - 伊福部昭。モスラ・テーマ作曲 - 古関裕而。編集 - ロジャー・バートン、リチャード・ピアソン、ボブ・ダクセイ。サウンドデザイン - エリック・エーダール、イーサン・ヴァン・ダー・リン。プロダクションデザイナー - スコット・シャンブリス。VFXスーパーバイザー - ギヨーム・ロシュロン。協同製作 - 東宝株式会社、Huahua Media。日本語吹替版 演出 - 高橋正浩。翻訳 - 平田勝茂。日本語版制作 - ニュージャパンフィルム。主題歌 - [ALEXANDROS]「Pray」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)

制作[]

ギャレス・エドワーズは自身が監督した『GODZILLA ゴジラ』の物語が単独で完結することを望み、クリフハンガーにすることに反対していた。彼は『GODZILLA ゴジラ』が興行的に成功すれば続編を製作することには何の問題もないと語っている。『GODZILLA ゴジラ』が1億ドル以上の興行収入を記録した後、レジェンダリー・ピクチャーズは『ゴジラシリーズ』の続編製作についてグリーンライトを指示し、全三部作で引き続きエドワーズを監督に起用する方針を決定した。2014年のサンディエゴ・コミコンで、レジェンダリーは東宝からモスラ、ラドン、キングギドラの使用権利を取得したことを発表したものの、何作目にこれらの怪獣が登場するのかは明かされなかった。同年秋、レジェンダリーは第2作が2018年6月8日公開予定であり、マックス・ボレンスタイン(英語版)が引き続き脚本を担当することが発表された。2015年4月、アーロン・テイラー=ジョンソンは引き続き続編に出演する可能性は未定であり、「エドワーズの判断次第」と発言した。 2016年5月、ワーナー・ブラザースは続編の公開が2019年3月22日に延期になったことを発表した。同月にはエドワーズが小規模な映画企画に参加するために降板したことが発表された。10月にマイケル・ドハティとザック・シールズが脚本執筆に加わることが発表され、翌日にはドハティが監督の打診を受けていることが報じられた。同月、レジェンダリーは親会社大連万達グループが所有する青島東方影都で『パシフィック・リム: アップライジング』と共に撮影が行われることを公表した。12月、続編のタイトルが「Godzilla: King of the Monsters」であることが発表され、2017年1月にはドハティが正式に監督に就任したことが発表された。

脚本[]

2014年9月、ボレンスタインが『GODZILLA ゴジラ』に引き続き脚本を担当することが発表された。彼は続編について、「第1作への反応は本当に興奮しました。現在、世界観は確立されており、私たちはより大きく、より良いものを作ることができます」と語っている。『キングコング: 髑髏島の巨神』のプロモーション中、彼は続編でやりたいことの一つとして、観客が感情移入できる内容にすることと語っている。

キャスティング[]

2017年1月、ミリー・ボビー・ブラウンの出演が発表され、2月にはブラウンの両親役としてカイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガが出演することが発表された。3月にオシェア・ジャクソン・Jr(英語版)が出演交渉中であることが報じられ、4月にはアイシャ・ハインズ(英語版)が起用された。5月にアンソニー・ラモス(英語版)、ランディ・ハヴェンス、トーマス・ミドルディッチ、チャールズ・ダンスの起用と前作に出演したサリー・ホーキンスの続投が発表された。この時点で渡辺謙の続投は明らかになっていなかったが、後に彼の続投が発表された。6月にブラッドリー・ウィットフォードとチャン・ツィイーの起用が発表され、チャンは「重要な役」を演じることが報じられた。7月にエリザベス・ラドロー(英語版)の出演が発表された。2018年4月にジェイソン・リーズ、アラン・マクソン、リチャード・ドートンがキングギドラの頭部のモーションキャプチャを務めることが発表され、リーズが中央、マクソンは右側、ドートンは左側の頭部を演じ、胴体は他の俳優が演じる。また、リーズはラドンのパフォーマンスキャプチャも担当している。

クリーチャーデザイン[]

コンセプトとして、この世界は彼ら(怪獣)が所有しているのです。どちらかといえば、私たちは外来種であり、私たちは常にそこにいた何者かを再認識しただけに過ぎません。そして、彼らはある意味で古代の神々なのです。最初の神々であり、私たちはクリーチャーの背景により神話的で聖書に近いものを持ち込もうと試みたのです。マイケル・ドハティ - 怪獣へのアプローチ

本作では登場する怪獣の総称を「ムートー(英語版)」から「タイタン(巨神)」に変更している。ドハティは怪獣のデザインが神聖な存在感を放ち、崇拝の意識を呼び起こすことを求めていた。彼はデザイナーに各年代の怪獣のオリジナルデザインを見せ、「シルエットと特徴を現代的なものにする」ように指示した。彼は怪獣が単なるモンスターではなく「明確な思考プロセスを持つ巨大生物」であることに重要な意味を見出していた。 ドハティはゴジラを「神であるゴジラ」に描こうとした。彼は『GODZILLA ゴジラ』でエドワーズとマット・アルソップがデザインしたゴジラを気に入っていたものの、本作のゴジラのデザインでは背びれを1954年版のものに変更し、さらにゴジラがより強大な捕食者に見えるように爪と足を大きくデザインした。サウンドチームに対してはゴジラの咆哮を1954年版の咆哮に近付けるように指示しており、「最初の映画で、彼らはゴジラの咆哮について素晴らしい仕事をしたと思っています。私はそれを1954年版のオリジナルに近付けるためにもう少し推し進めたのです」と語っている。 ラドンは火山の内部で生息できるように、火山岩の要素が皮膚のデザインに追加されている。ドハティはラドンのデザインについて、「母なる自然が創造したもの」に似せることを望んでいた。デザイナーにはプテラノドンの他にハゲタカ、ワシ、タカなどの鳥を研究するように指示している。彼はラドンを「スピードと獰猛さ」を持つ「巨大な原子爆弾」と表現している。ラドンのデザインはトム・ウッドラフ・Jr(英語版)とアマルガメティッド・ダイナミクス(英語版)が手掛けている。 モスラのデザインについて、ドハティは「美しく女性的、エレガントで真の女神のように見えるが、危険な存在にも見える」ことを望んでいた。また、彼は1961年版のデザインに忠実であろうとし、羽の眼状紋を維持しようとした。この眼状紋はモスラとゴジラを関連付けるため、ゴジラの目に似せてデザインされている。一方、本作のモスラは本物の蛾を意識しており、別の属性を持つ他の怪獣から身を守るための長い鎌足がデザインされている。彼は様々な蛾を研究した結果、その外見が「恐怖」と「捕食性」の要素があることを発見し、モスラはリアリズムに徹したデザインにすることを決めた。彼はモスラが最もデザインに難航したと語っており、デザインはレガシー・エフェクツが手掛けている。 キングギドラのデザインについて、ドハティは「ユニーク」なデザインにすることを望み、本作のキングギドラが過去作をリスペクトするデザインにするため、東宝と密接に連絡を取り合った。3つの頭部にはそれぞれ個性が与えられ、中央の頭部がリーダーであり、他の2つの頭部を従えている。ドハティはリアリズムを追求するため様々な動物の動きを研究し、特にキングコブラの動きを参考にしている。彼はデザインチームに対して、キングギドラは東洋の龍のイメージを維持し、西洋のドラゴンの影響を排除するように指示しており、「彼ら(キングギドラ)は、伝統的な西洋のドラゴンではありません。初めからそのように指示を出していました……私たちは『ゲーム・オブ・スローンズ』のドラゴンのように見えることは望んでいませんでした」と語っている。キングギドラのデザインはレガシー・エフェクツが手掛けており、アレックス・ガルシアはキングギドラについて「自然の摂理に従った存在ではない」と語っている。 ドハティは東宝怪獣以外の新怪獣が登場することを明かしており、2019年3月に新怪獣の名称が「バフォメット」「タイフーン」「アバドン」「バニップ」「メトシェラ」であることが発表された。 東宝怪獣の鳴き声はオリジナルの音源や蛇、トカゲ、蜘蛛などの鳴き声を録音して「現代の作風に合うような音」に作られている。キャストが怪獣から逃げ回ったり反応するシーンでは、撮影セットに巨大なスピーカーを設置し、昭和時代の怪獣の咆哮を流して撮影を行った。

撮影[]

2017年6月19日からジョージア州アトランタで主要撮影が開始され、ワーキング・タイトルは「Fathom」と名付けられた。ドハティは特殊効果とトム・ウッドルフ・ジュニアのクリーチャー・デザインによって映画が実践的なものになるだろうと語り、モスラ、ラドン、キングギドラが登場することを確認した。撮影監督にはローレンス・シャーが起用された。映画の一部は8月19日から22日にかけてメキシコシティのヒストリックセンター(英語版)で撮影された。ドハティは9月27日に撮影が終了したことを発表した。 視覚効果はムービング・ピクチャー・カンパニー、DNEG、Method Studiosが担当しており、ギヨーム・ロシュロン(英語版)が統括している。2018年11月にドハティはポストプロダクションが終了したことを公表した。彼によると、当初のカットでは上映時間が3時間ほどになっていたという。

音楽[]

2018年7月21日、ドハティはベアー・マクレアリー(英語版)が音楽を担当し、伊福部昭が作曲した「ゴジラのテーマ」を盛り込んで映画音楽を作曲することを明らかにした。予告編第1弾にはクロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』第3曲「月の光」、予告編2弾ではブライス・ミラーが編曲した「虹の彼方に」、IMAXプレビューでは「誰も寝てはならぬ」がそれぞれ使用された。11月に開催された東京コミコンでマクレアリーが作曲した「ゴジラのテーマ」が予告編と共に公開された。日本語吹替版では[ALEXANDROS]が作曲した「Pray」が主題歌として使用されている。 本作のエンドタイトルの一曲目はブルー・オイスター・カルト作の「ゴジラ」である。メンバーであるドナルド・ローザーとエリック・ブルームは1998年の『GODZILLA』で本作が使用されなかったことに対して「Nozilla」というパロディ・ソングを作った。

プロモーション[]

映画の宣伝には1億から1億5,000万ドルの費用が投じられたとされている。2017年6月、『キングコング: 髑髏島の巨神』の公式Twitterが作品世界における怪獣発見の時系列を示した映像を公開した。同年のサンディエゴ・コミコンではモスラの卵と幼虫の石の彫刻のイメージが公開された。 2018年7月12日、ゴジラが天空に向かって放射熱線を放つイメージとミリー・ボビー・ブラウン、ヴェラ・ファーミガのシーンが公開された。同月18日にはブラウンが登場する予告編が公開され、同時に劇中に登場する特務機関モナークのウェブサイト上に怪獣に関する情報が掲載された。10月にはグラフィック・ノベル『Godzilla: Aftershock』が2019年春に発売されることが発表された。同月、レジェンダリー・コミックスはロサンゼルス・コミコン(英語版)で「Godzilla: Secrets of the MonsterVerse」を開催した。11月にはドハティが東京コミコンに出席し、新しい予告編の一部とゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラのモンスターアーツ・フィギュア及びコンセプトアートが公開され、同月に新国際版聖書の第41章の33節と34節が書かれた新しいゴジラのイメージ画像が公開された。 2018年12月上旬、ラドン、モスラ、キングギドラのティーザー・クリップが公開され、12月9日にはComic Con Experienceで新しい予告編が公開された。同月10日には最初のティーザー・ポスターとCCXP予告編が公開され、13日にはラドン、モスラ、キングギドラのキャラクターポスターが公開された。2019年1月にドハティはTwitterでキングギドラの新しいビジュアルを公開した。同年2月には中国の春節に合わせてゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラの新しいキャラクターポスターが公開された。

公開[]

2019年5月31日に2D、3D、IMAXで公開された。当初の公開日は2018年6月8日を予定していたが、2019年3月22日に変更された後、最終的に5月31日に決定した。いくつかの市場では「Godzilla II: King of the Monsters」のタイトルで公開された。アメリカでは「怪獣のアクション、暴力性、破壊描写及び特定の台詞」を理由にPG13指定を受けた。 2019年4月に日本の東宝スタジオでメディア向けの試写会が行われ、ドハティと渡辺謙が出席した。5月上旬には一般向けのプレミア上映会が開催され、同月13日には北京市でレッドカーペット・プレミア上映が開催された。同月18日にハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターでレッドカーペット・プレミア上映が開催された。

関連商品[]

コミック[]

『ゴジラ:アフターショック』(2019年5月24日刊行、著:アービッド・ネルソン/刊:ヴィレッジブックス)ISBN 4864914230

本作の前日譚にあたる内容で、前作の直後に現れたムートーの頂点に立つ怪獣「ムートー・プライム」とゴジラの戦い、ゴジラの一族にまつわる伝承を追うエマ、芹沢、グレアムらモナークの活躍が描かれる。また、今作のゴジラの背びれが前作から大きく変化している理由も語られる。

サウンドトラック[]

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)(輸入盤)』(2019年5月31日発売、ワーナーミュージック・ジャパン)

日本限定特典として昭和ゴジラオマージュ仕様ジャケットが付属]。

ブルーレイ、DVD[]

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年12月18日発売)

ゴジラ_キング・オブ・モンスターズ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

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